おれはうちに帰るのか。

This is the Japanese version of this column, “[Column] Do I go home ? [URL]”

 

夜あまり寒くない時、パジャマの上着を脱いで頭の下に敷き、枕代わりにする。ある時、敷きながら”ラッキー”と思ってる自分に気づいていかにものを持ってないかにビックリした。

 

どこに行っても聞かれるのが「うちには帰るの?」「家が懐かしくないの?」ということ。「おれの家はこの靴です。」「ラーメンとか納豆とか餃子とか、B級グルメが懐かしいです。」と言っている。
スーツケース1つしか持ってない。それが全財産。それを言うとみんな絶句するけど、何がそんなにショッキングなことなのかもうおれにはよく分からない。
おれが日本を捨てたというか、日本がおれを捨てたんだな。
住む場所を変える決心のつかない人がいる。要は、被曝するリスクをとるという決心をするか、全て投げ捨てる決心をするかという問題だと思う。おれは後者を取った。そっちの方が簡単だったから。

 

福島の前に読んだことのあるブログで、仕事を辞めて、”旅”に出て、旅行しながら生活してるというのがあった。
ミニマリズムな生活がイチオシで、持ち物を”たった”100点に減らしたらしい。
多分今おれは40点くらいしかない。Tシャツをタオル代わりにすれば別に難しい話でもない。

 

いつも言ってるように、おれは旅ブロガーではない。バックパッカーでもない。虐待された象の上にのってピースしたり、糖尿病の蛇を首の周りに巻いて写真を撮ったりなんてしない。
おれはこの生活を選ばざるをえなかった。でもそれはあんまり気にしてない。どう生きるかとか、そんなことはどうでもいい。他人のために何が出来るか、死んだ後何を残せるか、それを考えてる。

 

 

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