[コラム] 国防軍になど命を捧げるつもりはない

ブカレストのカフェ。ぶどうの樹の下でコーヒーを飲んでいるが、これ自体が違法になる日も来るのだろうか。
放射能から逃れるために日本を出て一年半。日本という国で生まれたがためだけに他のどの国にも合法的に住めず、苦労してきた。
やっと落ち着いてきたものの、この夏以降日本という国の憲法が変わりそうだ。
人口削減が目的なのか、福島の労働者確保が目的なのか、それともコックリさんのような根拠のない迷走なのか。日本という国は軍隊制度を復活させようとしている。
軍国主義化の流れに合わせ、”自衛隊に参加”という言葉が日常化してきた。キーワードは”規律を学ぶ”だ。
新しい技術や発想は精神の自由な活動から生まれる。腕立て伏せをすれば自然に太くなる筋肉とは違う。
しかし愚かな指導者層は国民が一本でも多くネジを作れば豊かになると勘違いしているようだ。

96条が改正されれば、9条の改正まで雪崩のように進むだろう。そうすれば中韓などの近隣諸国を刺激することも想像に難くない。中国と日本の間に立つことで漁夫の利を得られるアメリカとしては、むしろ日本に9条を改正させることは好都合かも知れない。

去年より、赤紙という言葉がささやかれるようになった。企業や学校が国防軍で研修を行い、また低賃金労働に追い込まれた国民が生活のために参加するようになれば、一般人に招集がかかるまでのプロセスを妨げるものはあまりない。

拒否する権利は与えられるのだろうか。先のことは分からない。しかしもし与えられなかった場合、おれの中で腹は決まっている。屑の養分になるつもりはない。
応援してくれる人は多くないかもしれない。しかしひとつ言えることは、おれは他の人を応援する。

プルトニウムよりも厄介なもの。それは人間の愚かさかも知れない。
愚かさから離れて生きたい。来月おれはルーマニアのさらに内地の方に行く。せっかくブカレストにも慣れてきたのに残念だが、おれは静かなぶどう畑の中でひっそりと暮らしたいと思う。精神が充実していれば、駅まで徒歩5分である必要はない。
他の日本人にも色々情報を発信していけたらと思っている。同じように住みたいという人がいれば全力で応援させていただく。
参院選次第で、そこにもどれだけ長くいられるか分からないが。

 

 

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