1/22をもって会社としてのFukushima Diaryも一周年を迎えました。
フクシマのことだけを書き、徹底して東電、政府、そしてマスコミのウソを糾弾し、そして善意の寄付だけを糧に生きていくというプランは当初誰もうまく行くと思っていませんでした。実際何度も経済的苦境に立たされ、国外避難に反対する人たちの格好の餌食にされそうになったことも何度もありましたが、どうにかこうにかここまで来ることが出来ました。
何一つ後ろ盾のない日本人の若者が裸で海外に飛び出しても十分やっていけるし、避難してからでも東電や政府に抗議できるということを身をもって証明するためには何があっても途中で投げ出すわけにはいきませんでした。
当初は”海外に出たところですぐに干からびて道で死んでしまうだろう”など意地悪なことも言われて来ましたが、なんとかしぶとく生きています。
Fukushima Diaryは”その時”日本にいた日本人が英語で書いている唯一のサイトですが、それ以上にインターネットの外でも活動しなければいけないことは十分に承知しています。
その流れとして去年はルーマニアの農村部のレポート、日本家族のガイド、そして北極調査に行ってきました。
そして今年は年初に書いた通り、ドイツでのビザ取得の実況レポをお届けしたいと思っています。
年初はビザの更新手続きに手間取って何も出来ませんでしたが昨日晴れて新しいビザを取得。やっと拘束服を脱ぐことが出来ました。
現在ドイツのビザ状況や助けになりそうな弁護士を探しています。色々な種類のビザがあるわけですが、ぼくの場合は起業ビザに挑戦し、Fukushima Diary会社の一部分を分離する方向にするのがよさそうだと思っています。
何回かに分けて行く必要がありそうですが第一次ドイツ遠征は来たる3月を予定しています。
僕自身は既に苦労して更新したルーマニアのビザがあるので、ドイツでもしビザが実際におりても二重になります。しかしこれの主な目的はビザ取得のデモンストレーションであり、後に続く日本人を励ますためでもあります。
徒手空拳でも出来るんだ、ということを身をもって示すともに、今まであまり誰もレポートしたことのない、先進国のビザ取得状況をリアルタイムで現地調査してこようと思います。
Iori Mochizuki
Thank you for reading Fukushima Diary. Your support is the energy of my restless work.